学研の復興は国の復興につながる

長引く不況で上場廃止したり、吸収されたりする会社が多い中、今も東証一部で株式公開を続けている一流企業ですから、こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、今の若い人で学研の全盛期を知る人は少ないでしょう。
「学研のおばちゃんまだかな」と歌い上げられるキャッチ―なCMに惹き付けられ口ずさむ子供達が多かったことからはじまり、地方など一部の小学校では昭和の終わりぐらいまで学校で販売されていた科学と学習や、図書室には、まんが日本の歴史や、昆虫、動物、植物、自動車、鉄道、星とずらりとならんだ図鑑があり、休み時間には奪い合いになったものです。
興味がある人はYouTubeなどで探してみると、その当時のCMがいくつか見られるようです。
当時まだ物心ついていなかった人でももしかしたら何となく覚えていたりするかもしれません。
また、当時の小学生の宝物だった科学と学習の付録もインターネットオークションに出ていたりします。
小さな双眼鏡や、人体模型、振り子の原理を使ったおもちゃなど今になって見てみると、どうしてそこまで大切に思えたか不思議な部分もありますが、現役世代だった人にとっては、ノスタルジーが増す分だけ輝きは失われていないのではないでしょうか。
その雑誌がターゲットとしてる小学生から遠く離れたのだから知らなくて当たり前なのかもしれませんが、この科学と学習は2009年まで販売されていたそうです。
休刊になったのは子供の数とニーズが昔に比べて変わってしまったという理由だそうです。
テレビゲームやインターネット、ケータイと刺激的なものに溢れる今の小学生にとって手作り感覚溢れる、それらの付録は魅力を失ってしまったのかもしれません。
ゲームやインターネット、ケータイの利便性や魅力は十分承知していますが、年寄りの哀愁混じりに苦言を呈しますと、今の電子メディアはともすれば娯楽一辺倒になりがちです。
そのような世界に身を置く無垢な子供達は別の視点からみればかわいそうでもあります。
うつろな娯楽にばかりその好奇心を費やしてしまうからです。
学研は、もともと学習研究社という名前を略した者です。
つまり学習させる方法を研究し世に送り出していたのだと思います。
私が、彼らによって世に送り出す学習付録に惹き付けられ体験したことはおそらく今の私を構築している一部となっているでしょう。
日本の産業や技術力の低下が叫ばれる中、もう一度国を復興させるためにも子供に科学や学習の楽しさを教えてきた学研には、少子化なんて泣き言をいわずに踏ん張って欲しいと願います。

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