学研の科学と学習の思い出

私は現在、三十代半ばの年齢です。
小学生の頃から勉強が好きだった私は、親に頼んで学研の科学と学習を取り寄せてもらっていました。
学研の科学と学習というのは、小学生向けの読み物です。
学研の学習と、学研の科学という、2冊の本でした。
私の親は教職員をしているので、毎月のように親の働いている学校に送ってきてくれていたそうです。

学研の科学と学習が好きだった理由は、おまけがいっぱい付いていたことです。
小学校2年から6年まで取り寄せてもらっていたのですが、一番記憶に残っているおまけは、なんとマリモです。
マリモって天然記念物だから、勝手におまけにして良いものかわかりませんでしたが、特に何の騒ぎにもなっていないので、問題はなかったのでしょう。
我が家に送られてきたマリモは、フィルムケースよりも少し大きいくらいのサイズをしたガラスケースに、水と一緒にプカプカと浮いていました。
光を当てていれば自然に育つと説明書に書いてあったので、家で一番日当たりのよい場所に置いていたのですが、これが思ったよりよく育ったらしく、気がつけばいつの間にかガラスケース全体が緑のコケまみれになってしまい、母の命令により止む終えなく廃棄することになったのです。

またシーモンキーがおまけについてきたこともありました。
シーモンキーに関しても我が家では一騒動ありました。
たしかシーモンキーがついてくると書かれていた前号で、シーモンキーのイラストが描かれていたのです。
そのイラストのシーモンキーは本当に猿っぽい可愛らしいイラストで描かれていたのです。
無知だった私は「我が家にこんな可愛らしい生き物がやってくる」と次号が届くのを楽しみに待っていました。ところが待ちに待った次号には、ふりかけみたいな小袋がついてきただけでした。
シーモンキーの卵が小袋には入っていました。
シーモンキーのために金魚用の水槽まで買ってきたのに。
小袋を見た途端、とても悪い予感がしました。
小袋の中には乾燥されたシーモンキーの卵が入っており、これを水の中に入れて待てば、シーモンキーが生まれてくると説明書に書いてあったのです。
もう期待はしていなかったのですが、卵を水の中に入れて数日待ってみると、水槽の中にプランクトンのような生き物がピコピコと動いていました。
これがシーモンキーだったのです。
がっかりしました。

がっかりしたり、喜んだりもしましたけど、それでも学研の科学と学習は読み応えがあって面白かったのです。

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